近年、40~50代の男女を中心に、既婚者が配偶者以外に「セカンドパートナー」と呼ばれる関係を持つ人が増えている。セカンドパートナーとは、配偶者に次ぐもう一人のパートナーのことを指す。
このような人間関係には、いくつかのメリットが存在する。第一に、結婚生活だけでは満たされない心の穴を埋めることができる。たとえば、独身時代のような恋愛感覚を味わえたり、趣味嗜好の合う相手と交流できたりする。さらに、家庭が居心地の良い場所でない場合、セカンドパートナーとの時間が貴重な癒しの時間となる。
第二に、不倫とは異なり、セカンドパートナーとの関係は違法行為ではない。キスや性的関係は避け、あいさつ程度のスキンシップにとどめることが重要だ。
一方で、セカンドパートナーを持つ際には、いくつかの注意点がある。何より、自分の配偶者や家庭を何よりも大切にする姿勢が必要不可欠である。相手の配偶者や家庭も同様に尊重し、独占欲を抱かずに一線を引いた関係性を保つことが肝心だ。
また、配偶者にセカンドパートナーの存在を明かすことは避けるべきである。たとえ肉体関係がなくても、特別な相手の存在は配偶者を不快にさせる可能性が高い。表情や声色に気をつけ、セカンドパートナーとの楽しい時間を家庭に持ち込まないよう注意が必要だ。
ただし、セカンドパートナーを持つ相手を選ぶ際は慎重でなければならない。独身者の場合、寂しさから関係が深まりすぎる危険性があるため、適切ではない。むしろ、結婚する意思のある恋人や非婚主義者など、特定の条件を満たす独身者が望ましい。
以上のように、セカンドパートナーを持つことには一定のメリットがある一方で、注意すべき点も多数ある。既婚者がこの関係性を上手く活用するには、配偶者や家庭を何よりも大切にし、適切な相手を選ぶことが不可欠だと言えるだろう。