マンションの大規模修繕とは
マンションの大規模修繕とは、定期的に建物の劣化により修繕が必要となる箇所を整備する作業のことを指します。
劣化箇所には、外壁や屋根、バルコニーや手すりなどの鉄部分、給排水配管やエレベーター、共用の廊下や階段、エントランスやオートロック、宅配ボックス、機械式駐車場、フェンスなどが含まれます。
このような大規模修繕が必要な理由は、主に以下の2つが挙げられます。
1.建物や設備の劣化による修繕の必要性
マンションの建物や設備は、時間の経過によって劣化してしまいます。
たとえば、外壁や屋根は紫外線や風雨にさらされるため、乾燥によるひび割れやタイルの剥がれが発生することがあります。
また、給排水配管は年月を経ると錆びや詰まりが生じたり、エレベーターは摩耗や故障が起きる可能性があります。
2.安全性と資産価値の維持・向上のための修繕
マンションの大規模修繕は、建物の安全性と資産価値を維持・向上させるためにも欠かせません。
たとえば、建物の外壁や屋根が傷んでいると、雨漏りや断熱性能の低下などの問題が生じる可能性があります。
これらの問題が放置されていると、住民の生活に支障をきたすだけでなく、将来的に資産価値の低下にもつながる可能性があります。
以上のように、マンションの大規模修繕は、時間の経過による劣化を防ぎ、建物の安全性と資産価値を維持するために欠かせないものとなっています。
マンションを購入する際には、こうした修繕の重要性を認識し、将来的な負担や生活への影響を最小限に抑えるために、修繕に関する基礎知識を把握しておくことが大切です。
マンションの共用設備以外にも、専用の部分があることを覚えておこう
マンションでは、共用の設備だけでなく、住戸ごとに専用の部分があります。
例えば、専用使用部分は、玄関扉やサッシや窓枠、専用のバルコニーやルーフバルコニーの床や手すり、さらには玄関ポーチや1階の専用庭、専用使用駐車場、トランクルームなどが含まれます。
これらの部分も、定期的な修繕が必要ですので、お忘れなく。
私たち管理会社は、これらの専用部分のメンテナンスも行い、住民の快適な居住をサポートします。
参考ページ:不動産 中古物件 購入前に知りたいマンション大規模修繕!費用や工程を解説
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